あなたは占いと上手に付き合えていますか?本来「占い」は毎日を幸せに過ごすためのエッセンスですが、使い方を間違えると生活を壊してしまう危険性があります。
ここでは、占いにハマりやすい人の特徴をご紹介していきますので、ご自身に当てはまるものがないかチェックしてみてください。占いに依存しているかもと感じた人は、適切な距離を保てるように気をつけましょう!
誰でも占いにハマる可能性がある
占いにハマってしまうのは、スピリチュアルを信じている人ばかりではありません。占いなんて信じないと思っていても、ちょっとしたきっかけでハマってしまう可能性があります。ここではまず、占いにハマってしまいやすい人の特徴について見ていきましょう。
そもそも占いは、生活に身近なもの
日本では古くから山や川といった自然をはじめ、生活に密着した台所やトイレなど、ありとあらゆる場所に神様が宿っていると信じられてきました。
その文化は、いまの私たちの生活の中にも受け継がれています。新年には神社や仏閣で1年の運試しにおみくじを引くのが普通になっていますし、恋愛成就や高校・大学合格祈願などのお守りを身につけている人も大勢います。
このように日常を振り返ってみると、「占い」や「スピリチュアル」は特別なものではなく、ごく当たり前にように私たちの生活の中に根付いていることが分かります。つまり「占いなんて信じない」と思っていても、実はきっかけさえあれば誰でも簡単にハマってしまう可能性があるということです。
友人に相談ができない悩みを抱えている
人は年齢とともに、さまざまな悩みを抱えるようになります。いつも身近な人や友人に相談ができればいいですが、内容や相手の状況によっては話しにくいものもあります。
倫理的に問題がある不倫や夫からのDV問題、家族の借金問題など重い内容の悩みは、親しければ親しいほど相談しにくくなってしまいます。また恋人がいない友人に彼氏との結婚の相談をするのは心苦しいですし、妊活をしている友人に子育ての悩みを相談するのは申し訳ない気持ちになってしまいます。
そんなとき、頼りたくなるのが占い師です。占い師は普段の生活には全く関係がない赤の他人ですし、料金を支払って悩みを聞いてもらうわけですから、気兼ねなく本当の気持ちが話せます。したがって心にたくさんのストレスを抱えている人は、高い確率で占いにハマってしまいます。
とにかくネガティブに現実を受け止めてしまう
日常は楽しいことばかりではありません。恋人とケンカをしたり、上司の言葉に傷ついたりすることもあるでしょう。そんな日常を大らかな気持ちで前向きに受け止められない人は、占いにハマる可能性があります。
ポジティブな人は、マイナスに感じられるような出来事を経験しても、失敗から教訓を得られるだけの冷静さと心の強さを持っています。また落ち込んでも現実をしっかり受け止められますし、自分に合った心のリフレッシュ方法も知っています。
一方でネガティブな人は、マイナスの出来事ばかりに気を取られてしまい、教訓にすることができません。いつまでも現実を受け止められないばかりか、さらに悪い方向へ引きずられてしまいます。そんなとき心を励ましてくれる占い師が現れると、一気に占いにハマっていってしまいます。
こんな行動をしていたら、占いに依存している可能性あり!
さて、ここではあなたの占い依存度をチェックしていきましょう。自分は大丈夫と思っていても診断してみると、すでに依存をしてしまっている可能性があります。占いが生活の一部になっているような人は、客観的に自分を振り返り、占いとの付き合い方を考え直してみましょう。
占いを頻繁に利用している
「雑誌に掲載されている占いをチェックするのが好き」または「友だちと一緒にときどき占い師のもとへ相談に行ったことがある」というぐらいの方は、特に心配いりません。いまのところ占いをエンターテイメントとして楽しめているいい状態だといえます。
心配なのは、「有料の占いに月に数回は通っている」あるいは「いくつもの電話占いに登録をしていて頻繁に利用している」という方です。
転職や結婚といった人生の大きな岐路にさしかかっているときは、いろいろな側面からたくさんの人の意見に耳を傾けてじっくり考えるのはとても大切です。誰かにポンと背中を押してもらいたいときもあるでしょう。こうした重大な決定をしなければならない時期に占い師に頼るのは、それほど問題ではありません。
しかし、小さな悩みにもかかわらず頻繁に相談しているのであれば、占いに依存をしている可能性があります。
定期的に占い師に相談をしないと不安になる
占いに依存をするようになると、定期的に占い師に相談をしなければ気がすまない心理状態になってきます。例えば「気になる彼と付き合えそうか」、「上司とどうやったら上手くやっていけるか」といった、ごくありふれた日常の内容について定期的に占い師に相談をしているようであれば、依存度が高いといえます。
金銭的に余裕があり、たまに誰かに心の内を明かして、ストレス解消をしたいからという理由で利用をしているのであれば、大きな心配はいりません。
ただし、占い師に相談をしなければ不安でたまらない気持ちになったり、相談をしなければ物事が上手く進められないといった切羽詰まった心理状態になっていたりするようであれば、占いと少し距離を置くことをおすすめします。
占いを止めたいと思っているのに、止められない
占いを止めたいと思っているのに止められないのは、占いで得られる安心感や高揚感がないと、精神が不安定になってしまうことが原因だと考えられます。
このような状態にある人は、かなり深く占いに依存をしてしまっているといえます。占い師に相談をしたくなったら気分転換を図り、1回でも利用回数を減らしていくように心がけましょう。
もし我慢できずに占い師に相談してしまったときは、手帳などに利用日や相談内容をメモして見返すようにしてください。自分がどれぐらいの頻度でどのような相談をしているかが分かると、「占いに頼りすぎてはいけない」という冷静な自分を取り戻しやすくなります。
占いに依存している人の特徴
占いに依存をしてしまうと、精神面や生活面でさまざまな症状が表れてくるようになります。1度ご自身に思い当たるところがないか、考えてみてください。もし当てはまる部分があると思った人は、できるところから改善していくようにしましょう。
自分の考えが分からなくなってくる
占いに依存をしてしまうと、自分の考えていることが分からなくなってきてしまう場合があります。自分がこうだと思った意見よりも占い師からのアドバイスを正しいものであると考え、無意識に占い師のアドバイスを優先してしまうようになるからです。
このような状態になってくると、何か気になることがある度に占い師に相談をして、答えをもらわなければ不安定になってしまうようになります。
さらに自分が何を考えているのかが分からなくなってくると、日常生活でも支障が出てくるようになってきます。例えば、ある案件に対して自分なりの考えを持っていたとしても、以前占い師に言われたことの方が正しいと思い込み、自分の考えを否定してしまうようになります。
自分に自信が持てず、心が不安でいっぱい
自分の考えよりも占い師の意見やアドバイスを優先してばかりいると当然、自信がなくなります。自信を持って行動できないというのは、とても苦しい心理状態です。
目の前で起きていることや瞬間的に感じる感情こそが本来の自分自身であり現実なのに、それに対して自由な発想ができなくなってしまうわけですから、無意識下では大きなストレスがかかります。
占い師はやさしく相談にのってくれる存在ですが、第三者であることを忘れないようにしましょう。相談者の身の回りで起きていることを直接体験しているわけでも、代わりに人生を生きてくれるわけでもありません。
借金が増えて、生活が不安定になる
占いに依存をしてしまうと、心や気持ちが不安定になるだけではありません。現金ではなくカード払いばかりに頼っていると、いつの間にか膨大な借金を抱え込んでしまうことになりかねません。
金銭的に余裕があったとしても、賢いお金の使い方ではありません。心が健康な状態であれば占いではなく、友人との旅行やおいしいランチに使っていたかもしれません。エステや習い事をして、自分磨きができていた可能性もあります。
占いは新しい視野を得て人生を豊かにするためのきっかけの1つであって、自分を苦しい状況に追い込むためのものではありません。すでに借金をしてしまったという方は、改めて自分の生活を大切にする心を取り戻しきましょう。
占い依存チェックについてのまとめ
診断結果はいかがだったでしょうか?占いにハマってしまうのは、特別な人ではありません。きっかけさえあれば、誰でもハマってしまう可能性があります。そして1度、深く依存をしてしまうと心や生活を破壊してしまう危険性も持っています。
占いとは適切な距離を保って、付き合っていくように心がけましょう。上手に付き合えば、あなたにとって幸せで楽しい毎日を引き寄せてくれる道具になるでしょう。