タロットの歴史や役割を解説!タロットカードの意味を知りたい。
公開日:2016年12月10日 / 更新日: 2023年09月21日
タロット占いで恋愛の悩みを解決したいという方は、ぜひタロットカードそれぞれが持つ意味や役割を調べ、知識を深めてみてください。意味が読み解けるようになれば、人からのアドバイスに自分の解釈を加えることができるので、スピーディーな問題解決が望めます。
百人いれば百通りの見方ができる奥が深いタロットは、自分で占ってみることで新たな発見や解釈の仕方ができるようになり、悩みに対する適切な答えが導けるようになります。
タロットカードの意味を知ることで活用の方法も分かる
タロットは、占いを行う者が、導かれたカードから状況に適した答えを質問者の潜在意識から引き出し、メッセージとして伝えるものです。自分で占う場合はもちろん、占い師に占ってもらう場合でも、それぞれのカードが持つ基本的な意味を知っておくことで、スムーズに問題が解決します。
さらにインスピレーションが冴え、いろいろな角度から答えを読み解く力が付きます。タロットを活用する方法も分かるようになります。
タロットカードの歴史について
現在世界各所にある博物館に保管されている、15世紀前半にイタリアのミラノで制作されたタロットカードは、世界で最も古いカードとして扱われています。この時代は今とは違い、ゲームをする目的で使用されていました。占いのツールとして使われるようになったのは、18世紀の終わりごろです。
その後1970年~80年代に注目を集めたスピリチュアルブームの中で人気に火が付き、使用者が増加しました。タロットカードが日本で広く知られるようになったのは、1960年代後半です。
タロットカードの種類
タロットカードの種類は、大きく分けて「マルセイユ・タロット(マルセイユ版)」、「ライダー・ウェイト・タロット(ウェイト版)」、「トート・タロット」、「古典タロット」の4つです。
合計枚数は「大アルカナ」22枚と「小アルカナ」56枚の78枚ですが、「大アルカナ」22枚だけでも占うことができます。4種類のタロットそれぞれの特徴を簡単にお伝えします。
古典タロット
古い時代のもので、タロットとしての標準が決まっていません。カードの枚数や、種類については不明な点が多く、美しい油彩画が描かれているのが特徴です。
マルセイユ・タロット
17世紀にフランスで作られた木版画のもので、もともとゲーム用に作られました。「小アルカナ」56枚には肖像画ではなく、スートのマークが描かれています。
ライダー・ウェイト・タロット
20世紀に作られたものです。さまざまな研究の上に作られたもので、一貫性のあるシンボルや構図、色使いで描かれているのが特徴です。
トート・タロット
1969年に発売されたものです。カードの絵柄は伝統的なものとは大きく異なり、アート的。見る者に強い印象とインスピレーションを与えます。
タロット占いの流れ
タロット占いは、まず占いたい質問を決め、カードをシャッフルし、そしてカットして、スプレッドします。その後答えをリーディングするという流れが一般的です。
あまり聞きなれない言葉が出てきましたね。占いの流れの詳細や行われる動作などの特徴を簡単に説明していきましょう。
シャッフルとは?
カードをまぜることをシャッフルと呼びます。質問内容について考えながら、意識を集中してまぜます。
カットとは?
カードの束をいくつかに分けたり、合わせたりすることをカットと呼びます。左手で行うのが一般的です。
スプレッドとは?
決められた位置にカードを置いていくことをスプレッドと呼びます。「スリーカード法」や「二者択一法」など、さまざまな並べ方があります。
リーディングとは?
出たカードの意味を読み解くことをリーディングと呼びます。カードの向きが逆さになっている状態を「逆位置」と言い、その反対の「正位置」とは異なる意味を持つものとして扱われています。
タロットカードの意味についてのまとめ
タロットに興味がある方や、これから占いを受けようと思っている方は、タロットについての知識を少しでも身に付けるようにしましょう。占う人によって答えに対する解釈が異なり、受けるインスピレーションもさまざまですので、意味を知っておくことによって、そこに自分自身の見方が加わり楽しめます。
また、出たカードから自分で答えが導けるようになると、悩みを解決する糸口が早く見つかり、望んだ未来へスピーディーに近づくことができるでしょう。